ジャイアンツ選手獲得の失敗談

プロ野球のジャイアンツファンが語る過去の選手獲得の失敗談

巨人ファンがお酒を飲みながら話をしていると過去の球団の失敗談について話題になることも多いです。 その話題の一つが一時期、各球団の主力打者を次々に獲得したことです。 フリーエージェント制度を使って落合、清原、広澤、江藤、ローズなど、他球団で中心打者として働いていた選手を毎年のように獲得していったのです。 こういう補強をすると向かうところ敵なしのチームが出来あがるような錯覚をしますが、プロ野球というのはそんな単純なものではありません。

一時期、1番と2番を除けば3番から8番までがほとんどフリーエージェントで獲得した選手で打順が組まれましたが、こういう打線になると作戦などはほとんどなくなります。 各球団で実績のある打者ばかりなわけですから、それらの選手が実績通りに打つのを待つしかないのです。 しかしプロ野球というのは打順別に役割があります。

1番が塁に出て2番が送り、3番以降がその走者をかえす、といった流れです。 しかし3番から8番までが全部強打者の場合、極端な場合各打者は皆ホームランを狙って打席に入ります。 結果、相手ピッチャーはホームラン警戒の投球のみに集中すればよくなり、かえってジャイアンツの打線を抑えるのが楽になるのです。 こういった補強の失敗は2005年頃から解消されています。

育成選手の成功談が多いジャイアンツ

プロ野球の球団にとって入団当初それほど注目されていなかったような選手をチームの顔となるような一流プレイヤーにまで育てあげることはなかなか難しいことでもあります。 高校や大学で活躍して入団してきたスター選手であるならば、試合に出場して活躍し続ける可能性が高いかもしれません。 しかし、必ず活躍する保証は何もないのです。

また、その反面で例え育成枠で入団してきたとしても育て方次第で一気に才能を開花させ一流プレイヤーになるかもしれません。 そういったこともあり各球団ともにチームを優勝へと導けるような一流プレイヤーを育て上げようとして努力しているのです。 そして、プロ野球の歴史の中で育成選手を一軍の試合で活躍できるように育て上げた成功談をたくさん持っているのが読売ジャイアンツです。

これまでにも育成枠から支配下登録し、さらに試合で活躍できるように育て上げた実績が豊富にあります。 特に2008年と2009年は2年連続して育成枠出身者から新人王を輩出するという快挙を成し遂げました。 ただ、これ以降はこれといって育成の面で目立った出来事はありませんでしたが、2016年からはチームを1軍と2軍に分けるだけじゃなく新たに育成中心の3軍を創設しました。 こういったことから考えても、「育成の巨人」と言われる日は近いと言えるでしょう。

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