バース

1985年セ界プロ野球。バースが大暴れ。

1985年。プロ野球の歴史で古豪として鳴らしてきた阪神タイガースでありましたが、1960年代半ばからは、ライバルである読売巨人の後塵を拝するようになりました。 村山実等の名選手を輩出するも長島や王の引き立て役となり、熱狂的な関西のファンの声援を受けるも、監督と選手が内輪もめを起こしてお家騒動を勃発して、セ界プロ野球の下位を低迷するボロ球団に成り下がってしまいました。

それが、1983年にバースが加入して、ばんばん打ちまくるようになってから、1985年には、遂に大奇跡が起こりました。 セ界で2度も三冠王を獲得したバースですが、この1985年には3番掛布、4番バース、5番岡田のクリーンアップが揃って打ちまくりました。

特に印象に残った試合は、4月17日ライバルの巨人のエースの槇原寛巳から、クリーンアップがラッキーセブンにバックスクリーンに打ち込んだそろい踏みという圧巻の攻撃でした。 これで一気に勢いが付いて、弱体であった投手陣を圧倒的な打撃陣が支え、セ界を征し西武ライオンズをも打ち破り、悲願の日本一に輝いたのでありました。

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