初W杯出場　子供たちが日本代表選手に

男子サッカー日本代表が初めてW杯出場を決めた時にテレビで観戦していた子供たちが、後に日本を代表する選手へと成長していきました。

後に「ジョホールバルの歓喜」という名前で日本のサッカー史に残るこの出来事は、1997年の11月16日、男子サッカー日本代表が1998年FIFAW杯フランス大会の出場権をかけて、マレーシアのジョホールバルという場所で、イラン代表とアジア最終予選･アジア第3代表決定戦を戦いました。この試合で中田英寿選手がシュートを打ち、相手ゴールキーパーがボールを弾いたところを岡野雅行選手が押し込んだ最後のシーンは、今も日本人サポーターの心に焼き付いていることでしょう。

この試合をテレビで観戦し、胸を熱くさせた子供たちが何人もプロサッカー選手になりたいと心に誓うようになり、今の日本男子サッカー界が形成されていきました。1998年のW杯出場が才能溢れる選手が次々海外移籍を果たすという好循環を生み出し、日本のレベルを飛躍的にアップさせたのは言うまでもありません。