ドーハの悲劇に至る第4戦までの状況

対戦相手はサウジアラビア、イラン、北朝鮮、韓国、そしてイラク

第4戦

男子サッカー日本代表は、アジア一次予選を突破しアメリカワールドカップの出場権を得るべくアジア最終予選を戦うことになります。

この最終予選は全6チームによるリーグ戦となり、最終戦を終えた時点での上位2チームが出場権を得るという方式でした。日本の対戦相手はサウジアラビア、イラン、北朝鮮、韓国、そしてドーハの悲劇を対戦相手として引き起こすことになるイラクです。

第1戦でサウジアラビアと引き分け、続く第2戦のイラン戦は敗戦となってしまいます。 この時点でチーム内でもファンの間でも諦めムードが漂っていましたが、第3戦の北朝鮮戦は3得点で快勝します。

そして、最終予選での大一番と思われていた最大のライバルである韓国との第4戦は、苦戦を強いられながらも1点を守り切って勝利を挙げることに成功します。 この結果により、当時は勝利による勝ち点が2だったため第4戦までに得た勝ち点が5となり、日本は得失点差も含めて首位に立ちました。

一時は諦めかけていたファンも立ち直り、男子サッカー初のワールドカップ出場が現実味を帯びてきたのです。

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