レース場の比較は海外競馬と日本競馬で最も違いが出やすい

レース場の比較は、海外競馬と日本競馬で最も違いが出やすいところだと言えます。 海外競馬で行われるレースのほとんどは、日本の競馬と異なって大自然の中で行われることが非常に多いです。

例えば、日本競馬では、レースをする前に入念に馬場の手入れをして芝の状態がどのようになっているのかを確認するのですが、実は海外ではあまりこのようなことはしません。 自然の状態を重視しているので、実際に競馬場の芝にはもぐらがあけた穴などもそのままに放置されていて、かなり重たい馬場になっています。

レース場の形態も自然の形を残しているものが多く、日本とは違って直線だけの競馬をするレースが非常に多いです。 広大な土地を持っていますので、ストレートの距離が日本の競馬場に比べて600m以上も長い競馬場も珍しくありません。 また、自然の中で行われるということもあって高低差がものすごく高いことも有名です。

例えば、東京競馬場は最大の高低差が2m程度ありますが、海外の競馬場では高低差が10mもある場所があります。 日本のサラブレッドが海外に行って直線で失速してしまうことが多いのは、こうした各競馬場のコース形態の違いにありますので知っておくことです。

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