ダイワスカーレット

デビューから華麗な先行力で2連勝を飾りました。

2006年11月、京都競馬場でデビューした競走馬であるダイワスカーレット。 デビューから華麗な先行力で2連勝を飾りましたが、翌年になると後に名ライバルとなるウオッカ等に敗れ2連敗。 そして迎えた桜花賞は、ライバルであったウオッカにリベンジを果たし快勝、初G1勝利を飾ります。

その後休養に入り、3冠目の秋華賞にて、牝馬として約半世紀ぶりのダービー馬となったウオッカとの再戦となりましたが、またしても退け牝馬2冠となります。 エリザベス女王杯にも勝利し、有馬記念にも挑戦して堂々の2着。 同世代に敵なしを印象づけました。4歳になると調教中のアクシデントなど思ったような調整ができず春は1戦しただけで全休。

秋の天皇賞から始動します。そしてこのレースはウオッカとの再戦となりますが、後に名レースと呼び声の高い激闘となりました。 先行するダイワスカーレット、それを最後の直線で猛追するウオッカ。 最後はわずか2cm差でウオッカに軍配が上がりましたが、10分以上にわたる長い写真判定の末での事であり、テレビ中継も5分延長するなど、勝負の行方を誰もが固唾を飲んで見守ったのです。

この惜敗を糧とし、年末の有馬記念では逃げの手に出て後続をよせつけず快勝、結果的にこれが引退レースとなりました。 デビュー以来12戦して3着以下になったことのないオール連対という衝撃的な記録を残し、ダイワスカーレットは競馬界を去ったのです。

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