ディープインパクト

海外競馬にも挑戦したディープインパクトは歴代獲得賞金額3位

ディープインパクトは、日本近代競馬の結晶と称される一頭で、国内のG1レースのみならず、海外競馬の最高峰とも言われる凱旋門賞にも挑戦しました。

2002年、父サンデーサイレンスと母ウインドインハーヘアとの間に生まれ、3歳時には無敗でクラシック3冠を奪取、1980年代に活躍した皇帝シンボリルドルフ以来の大物の出現に、当時の日本競馬会は沸き立ちました。 暮れの有馬記念こそハーツクライの2着に敗れたものの、翌年春の天皇賞を制した後に、秋に実施される凱旋門賞への参戦を正式に表明、壮行レースとなった宝塚記念も完勝します。

当時の日本の競走馬は、海外競馬のG1レースで活躍することはあったものの、ほとんどが本場ヨーロッパ以外のもので、フランスやイギリスのG1を制したのは全て短距離戦で、中長距離では僅かにエルコンドルパサーが1999年の凱旋門賞で2着に入ったのみでした。

日本の期待を一心に背負って凱旋門賞に挑戦したディープインパクトは、やはり世界の壁に屈しレイルリンクの3着に敗れ、後に失格となりましたが、帰国後はジャパンカップと引退レースの有馬記念を完勝、国内通算13戦12勝2着1回の輝かしい成績をもって引退しました。 生涯獲得賞金額は14億5455万円と、2015年終了時点ではテイエムオペラオーとブエナビスタに次ぐ歴代3位となっています。

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