プロ野球選手のドラフト入り後の成功談
プロ野球では毎年シーズンオフにドラフト会議が行われます。
プロ野球のドラフト会議は、新人選択会議とも呼ばれ、各球団がチーム力を強化する目的で自分のチームに必要だと思われる選手を指名する場です。 ただし、他球団と指名した選手が一致してしまった場合は抽選によって交渉権を得られるチームが決定されます。 また、プロ入り後にドラフト入りの順位が高い選手が必ずしも活躍する訳でもありません。
下位で指名されたものの、その後の努力によってスターにまで登りつめたプレーヤーも数多くいます。 例えば多くのファンが下位指名の成功談として語るのが、2016年から阪神の2軍監督に就任した掛布雅之氏です。 掛布氏は1973年のドラフト6位で阪神に入団し、後に4番打者にまで成長しました。
この当時の阪神の4番打者はホームランアーティストと呼ばれた田淵幸一氏でしたが、彼が西武に移籍した翌年の1979年には48本塁打を放ち、不動の4番打者になったのです。 また、昭和60年にはバース、岡田とともにクリーンアップを形成し、プロ野球史上でもまれに見る猛打で優勝したチームの中の中軸打者として大活躍をしました。 掛布自身はこの優勝がプロ入り以来初の経験となったのです。