アグネスタキオン

競走馬として衝撃的な強さを見せつけた名馬

アグネスタキオンと聞くと今の競馬ファンは優秀な種牡馬というイメージを持っているのではないでしょうか。 その反面、競走馬としての戦績を知っている人はあまり多くないかもしれません。 それもそのはず、アグネスタキオンは競走馬時代には4戦しかしていないのです。

しかし、4戦全てで衝撃的な強さを見せつけたのでした。デビュー戦は3番人気でした。 スタートしてから後方につけ、徐々に先団に進出しました。直線では後続を突き放す強い内容で圧勝しました。

2戦目はG3のラジオたんぱ杯3歳ステークスでした。 このレースでは後にG1ホースとなるジャングルポケットとクロフネの2頭との対決となりました。 このレースでも道中は後方で待機し、直線で最速の上がりタイムで優勝しました。

3戦目はG2弥生賞でした。単勝1.2倍の断トツ人気に応える快勝でした。 弥生賞では道中3番手につけ、直線抜けだすという横綱相撲を見せました。

4戦目はG1皐月賞で、このレースでも単勝1.3倍の1番人気でした。 スタートして5番手の位置を追走して、直線では2着のダンツフレームに1馬身半をつける快勝で、4連勝でG1ホースとなりました。 しかし、その後、競走馬としては致命的な故障である屈腱炎を発症して引退となってしまいました。 完璧な競馬でファンを魅了した姿は伝説となるでしょう。

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