ナリタブライアン

競馬史上に残る三冠馬

競馬において三冠馬という言葉があります。これは、三歳の競走馬を対象にした三つのクラシックレース、すべてて勝利した馬に与えられるものです。 競馬が行われている各国にありますが、日本の場合、皐月賞、ダービー、菊花賞のすべてに勝利すると三冠馬ということになります。

しかし、三つのレースで勝つのは非常に難しく、三冠馬は数えるほどしかいません。 その数少ない三冠馬の中で、シャドーロールの怪物という異名を取ったのがナリタブライアンです。

強いと呼ばれる馬はデビューからずっと連勝が続くことも珍しくありませんが、ナリタブライアンの場合、デビューから数戦は取りこぼしがありました。 しかし、三歳の後半で覚醒し、まず三歳王者を決める朝日杯三歳ステークスでG1のタイトルを獲得すると、四歳になってからも連勝は続き、皐月賞、ダービーと圧倒的な強さで勝利、菊花賞前に行われた京都新聞杯では二着に敗れますが、三冠がかかった菊花賞では二着を一秒以上離すという圧倒的な強さで勝ち、暮れの有馬記念でも勝って四冠馬と呼ばれるようになりました。

その後はやや精彩を欠くようになりましたが、阪神大賞典で見せたG1馬マヤノトップガンとのマッチレースは今でも伝説のレースとして語られています。

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