シンボリルドルフ

日本競馬界初の無敗の三冠競走馬となった名馬

日本競馬界ではそれぞれの時代において活躍した競走馬が後々まで語り継がれていくことが珍しくありません。 現代の競馬においてもさまざまな馬がそのように語り継がれているのですが、その語り継がれる名馬の中でも特に「最強」と名高いのが皇帝シンボリルドルフです。

この馬の強さを物語るストーリーは数多くありますが、最も簡潔に、しかし最もわかりやすい強さを示す言葉となるのが「史上初の無敗クラシック三冠馬」という言葉でしょう。 クラシック三冠とはサラブレッドが一生に一度しか挑戦できない三つのレース、皐月賞と日本ダービー、菊花賞を全て勝利したという栄冠であり、現代までも7頭しか該当する競走馬はいません。 しかしシンボリルドルフはこの栄冠まで一切の敗北が無く、圧倒的な強さを見せつけました。

同じく無敗の三冠馬として名高いもう一頭が英雄ディープインパクトですから、かつての活躍を知らない人でもその強さはうかがい知ることが出来るでしょう。 皇帝シンボリルドルフは生涯に七冠という栄光の軌跡を描いて引退しましたが、その血は帝王と呼ばれるトウカイテイオーに受け継がれ、日本競馬界を引っ張っていく名馬へと繋がっていきます。 日本競馬界に名を残す競走馬は多いとはいえ、今日のレースはこの皇帝がいたからこそあるものだと言っても過言ではないのです。

ページトップへ