バブル時代　競馬ブームの理由

80年代の終から90年代の前半までは、いわゆるバブルの時代と呼ばれていたわけです。 この頃から、競馬の方もブームを迎えるようになり、馬券の売上も飛躍的に上昇したのです。 ただ、人気が高くなった理由は、決してバブル時代を迎えたことだけが要因ではないのです。

確かに、市民の懐に余裕ができたことも、売上が増加した大きな要因ではありますが。 しかし、それまでは競馬というのは、ギャンブルの印象が非常に強く、中高年の男性がやるイメージがあったのです。 したがって、いくらお金に余裕があったところで、興味がなければ馬券など買わないわけです。

しかし、バブル時代と同時に、オグリキャップというスターホースが登場したのです。 この馬の人気は絶大で、それによって若者や女性も競馬場に足を運ぶようになり、ブームを迎えた大きな要因になったのです。

もしこの馬がいなければ、そこまで人気にはなっていなかったかもしれませんし、馬券の売上もそこまで上昇はしなかったかもしれません。 やはり、競馬というのはギャンブルという側面もある一方で、純粋なスポーツとしても楽しめるジャンルでもあるので、そういった地位を築くことができたのは大きかったわけです。